「転職したいけど何がしたいかわからない|先に決めたい5つのこと」の記事のアイキャッチ画像

NEXT STEP LOG / CAREER GUIDE

まだ、やりたい仕事が
決まっていなくても。

次の一歩は、働き方を選ぶことから。
5つの問いで、転職の軸を整理する。

情報確認日:2026年10月27日(記事で紹介している厚生労働省「job tag」のページを確認)

ノートに希望を書き出しながら次の働き方を考える女性のイメージ
次の働き方を考える時間。写真はAI生成のイメージです。

「転職したい。でも、次に何がしたいのかと聞かれると答えられない」

求人アプリを開いては閉じる。気になる仕事を保存しても、応募する理由が浮かばない。今の会社にずっといたいわけではないのに、次の一歩が決まらない。

そんなときは、「やりたい仕事」を一つに決める前に、次の仕事で変えたいことと、残したいことを整理してみてください。

結論:職種名が決まっていなくても、転職の準備は始められます。

最初に決めたいのは、減らしたい負担・残したい良さ・無理なくできる作業・生活に必要な条件・今から確かめることの5つです。この記事では、記入例から求人の絞り方まで紹介します。

転職したいけど何がしたいかわからない。まず、何が決まっていない?

「わからない」の中身が違えば、次にすることも変わります。今の自分に近い状態から読み進めてみてください。

  • 今の仕事が嫌な理由を説明できない:まずは負担を感じた場面を具体的にする。
  • 嫌な理由は分かるが、他の仕事を知らない:職種名より業務内容を調べる。
  • 候補はあるが、選べない:条件の優先順位と、不明点を整理する。

これは性格や適性を判定する分類ではありません。自分に足りない情報を見つけるための整理です。自己分析を何度もやり直す前に、いま必要なのが「自分について考えること」なのか、「仕事を調べること」なのかを分けましょう。

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「やりたい仕事」より先に決めたい5つのこと

1.次の仕事で減らしたい負担

「今の会社が嫌」から、もう一段だけ掘り下げます。仕事内容そのものなのか、勤務時間なのか、人との関わり方なのか。最近つらかった場面を思い出してください。

書き換え例

「仕事がしんどい」→「終業間際に急な依頼が入り、帰る時間を見通せないのがつらい」

ここまで書けると、次に確かめたいことが「残業時間」だけでなく、依頼の入り方、繁忙期、業務の分担まで具体的になります。

「辞めたい」は気持ちです。「何を変えたいか」は、求人を選ぶ条件になります。

2.今の仕事から残したい良さ

嫌な部分だけで転職先を選ぶと、今ある良さを見落としやすくなります。通勤の短さ、休日の取りやすさ、相談できる同僚、仕事を任せてもらえる範囲など、失いたくないものも書きましょう。

書き換え例

「今の会社には不満がある」→「急な残業は減らしたい。ただ、土日休みと自宅から30分で通える点は残したい」

不満がある会社にも、残したい条件があって構いません。両方を把握しておくと、転職先を比較するときに判断がぶれにくくなります。

3.得意と言い切れなくても、無理なくできる作業

「自分の強みは何ですか」と考えると止まってしまう人は、作業の単位で振り返ってみてください。

  • 人の話を聞いて、要点をメモする。
  • 数字や書類を見比べて、違いを確認する。
  • 予定を整理して、関係者へ連絡する。
  • 手順を覚えて、決められた順番で進める。

周囲より優れていると証明できなくても、経験を探す入口にはなります。「誰かに頼まれたこと」「繰り返し担当したこと」「あまり苦にならなかったこと」を思い出しましょう。

ただし、好きな作業が一つあるだけで、その職種全体が合うとは限りません。他にどんな業務があるのかも調べる必要があります。

4.生活を続けるために必要な条件

勤務地、勤務時間、休日、収入、雇用形態などを、必須・希望・まだ判断できないに分けます。

希望条件は、3つに分けて考える
優先度記入例
必須転居を伴う転勤なし。生活費をまかなえる収入。
希望通勤45分以内。土日休み。
未確認在宅勤務の必要性。対応できる出張の頻度。

上の例は、あくまで記入例です。育児、介護、生活費、将来の計画によって優先順位は変わります。

給与を比べるときは、基本給・手当・残業代の内訳も確認しましょう。求人票の年収例が、そのまま自分への提示額になるとは限りません。

5.いま決めずに、情報を集めて確かめること

「営業に興味はあるけれど、初対面の人と話し続ける仕事は不安」。そんな場合は、営業を候補から消す前に、誰に何を提案する仕事か、新規開拓と既存顧客対応の割合はどうかを調べられます。

興味と不安をセットで書くと、次の行動が具体的になります。

調べることの例

「事務職が気になる」→「入力中心なのか、電話・来客対応や他部署との調整が多いのか、求人ごとの業務を比べる」

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、仕事内容や必要な知識・スキルを調べられます。職種の概要をつかんだら、実際の求人で担当範囲を確認してください。

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書くだけで整理できる「転職の軸」メモ

ここまでを、次の5行にまとめてみましょう。文章を整えるより、具体的な場面を書くことを優先してください。

そのままメモに写せる、5つの問い
整理すること自分に聞いてみる
① 減らすどんな場面の、何がつらい?
② 残す今の仕事で失いたくない良さは?
③ 活かす無理なく続けられる作業は?
④ 守る生活に欠かせない条件は?
⑤ 確かめる仕事を選ぶ前に、何を調べる?

記入例:職種がまだ決まっていない場合

① 終業直前の急な依頼で、帰宅時間が読めないこと。
② 土日休みと、相談しやすい環境。
③ 資料の照合、予定の整理、関係者への連絡。
④ 転居不要。生活費をまかなえる収入。
⑤ 事務・調整業務の求人で、電話対応と突発業務がどのくらいあるか。

これは架空の記入例です。この段階では職種を一つに決めていませんが、求人を見るときの確認項目はできています。「天職」を見つける前でも、ここまでは進められます。

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求人を眺めるだけで終わらせない、3件の比べ方

次は、少しでも気になった求人を3件選んで比較してみましょう。3件は作業を始めるための目安で、正解の件数ではありません。

確認するのは、次の4つです。

3件の求人で、同じ項目を確認する
比較項目求人ごとに記録すること
担当業務日々の作業・担当範囲・入社後の配属先。
応募条件必須条件と歓迎条件を分け、自分の経験と照らす。
希望との一致減らしたい負担と、残したい条件を確認する。
未確認の情報記載がない項目は「未確認」。面談などで聞く。

情報が書かれていない項目は、「問題なし」ではなく「未確認」にします。気になる点は、企業への質問や面談で確かめましょう。

条件に合う求人が見つからない場合も、すぐに全部妥協する必要はありません。職種や地域を広げるのか、希望条件の優先順位を変えるのかを、一つずつ検討します。

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迷っているときに避けたい3つの進め方

診断結果だけで仕事を決める

診断は、自分では気づかなかった観点を探すきっかけになります。ただ、結果に出た職種なら採用される、長く続けられるとまでは言えません。

仕事で何を重視するかを整理したい場合は、job tagの仕事価値観検査も使えます。結果を見て、思い当たる経験と、しっくりこない点の両方を書いてみましょう。

不安を埋めるために、先に資格や講座へ申し込む

資格や学習が必要な仕事もあります。ただ、目指す仕事が曖昧なまま始めると、求人が求める条件とずれる可能性があります。まず応募条件を調べ、何を学ぶ必要があるかを確認しましょう。

「相談したら転職しなければ」と考える

情報を集めること、応募すること、入社することは、それぞれ別の判断です。相談先には、職種も転職時期も未定であることを先に伝え、対応できる支援内容を確認してください。

提案された求人に違和感があるなら、「自分のどの希望や経験に合う提案なのか」を聞いてみましょう。納得できないまま応募を進める必要はありません。

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よくある質問

やりたいことがなくても転職していい?

やりたい職種が決まっていなくても、勤務時間や勤務地など、働く条件を変えたいという理由は整理できます。ただし、応募前には実際の仕事内容と応募条件を確認し、自分が選ぶ理由を説明できる状態にしておきましょう。

20代・30代で考え方を変えた方がいい?

年齢だけで選択肢を決めるより、これまでの経験、求人の応募条件、生活上の制約を具体的に比べましょう。未経験の仕事なら、給与や役割がどう変わる可能性があるかも確認します。

「何がしたいかわからない」と相談してもいい?

その状態を伝えて構いません。「今の仕事で変えたいこと」と「まだ分からないこと」を持っていくと、相談内容が具体的になります。この記事の5行メモを使ってみてください。

転職するか、今の会社に残るかも決まっていません

変えたい条件が、今の会社での異動や働き方の相談で改善できるかも比較できます。社外の情報を調べた結果、今の会社に残ると決めても、その情報収集は判断材料になります。

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今日の一歩は、「次はこう働きたい」を一行にすること

最初から、やりたい仕事を言い切れなくても大丈夫です。

「帰る時間の見通しを立てたい」「一人で抱えず相談できる環境で働きたい」「得意な作業にもう少し時間を使いたい」。その一行から、見る求人と聞く質問を変えられます。

まずは、5行メモの①だけ。

次の仕事で減らしたい負担を、場面が浮かぶ言葉で書いてみてください。そこから、必要な情報を一つずつ集めていきましょう。

この次に読むなら

Next Step Log運営者。会社員として働きながら、20〜30代の社会人に向けて、給料、税金、社会保険、貯金、資産形成、転職について、国税庁・日本年金機構・厚生労働省などの一次情報を確認して解説しています。

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